「自分たちの街を豊かにしたい」その思いから、私たちの計画はスタートしました。住むだけでない。そこで働く人がいて、商う人がいる。外部の人々が集まれる場所もつくりたい。コンセプトは「住む×働く×商う×集まる」西葛西APARTMENTS-2は、小さいけれど様々な機能を持つ新しいタイプの複合建築です。
地元で人気の「gonno bakery market」の上階に位置する「FEoT」(FAR EAST of TOKYO)。周りをぐるりと囲む２階テラスからは、通りを行き交い「7丁目PLACE」のオープンカフェに集まる人々の賑わいが目に入ります。スペースの一部はこの場所を運営する駒田建築設計事務所がシェア。本棚には自由に閲覧していただける建築関係の書籍を用意しました。
「FAR EAST of TOKYO」というネーミングには、東京の“極東”である西葛西の地域性をポジティブに捉えたいという気持ちが込められています。東京の東エリアでスタートアップをお考えの方、地元のネットワークを広げたい方、職場とは別に勉強や仕事の場所を持ちたい方、多くの方々のアクセスをお待ちしています。
西葛西APARTMENTS-2をデザインした駒田建築設計事務所は、隣接する西葛西APARTMENTS（2000年竣工）をはじめ、多くの集合住宅や個人住宅、店舗等を手がけています。「自分たちの街を豊かにしたい」この思いから「西葛西APARTMENTS-2」のプロジェクトは始まりました。
住人が住むだけの場ではなく、そこで働く人がいて、商う人がいる、外部の人々が集まれる複合的な機能を持った建物。建物１階のベーカリー&カフェ「gonno bakery market」が面するのは、西葛西APARTMENTSとの境に設けたオープンペース「7丁目PLACE」。2階はコワーキングスペース「FAR EAST of TOKYO」と駒田建築設計事務所、3-4階に賃貸住戸という構成です。
単なる集合住宅ではなく、生活圏としてのコミュニティーを再生するために、様々な人が交流し情報を発信する場の実現を目指しました。「FEoT」のロゴを始め建物のグラフィックデザインは、Bushitsu橋本祐治さん、コワーキングスペースのカーテンは、多くの建築家とのコラボレーションで知られる安東陽子さんのオリジナルです。
西葛西APARTMENTS-2のコンセプトに共感し、移転を決めていただいた「gonno bakery market」。大人から子供まで行列のできる大人気のベーカリーで、メディアにも多く取りあげられています。
仕事の合間に焼きたてのパンとコーヒーを楽しんだり、打合せにカフェを利用することもできます。天気の良い日は、コワーキングスペースを囲むテラスのベンチでパンを片手にランチもおすすめ。店舗を飾る大小のイラストは、葛西の自然をテーマに黒田潔さんにオリジナル作品を製作していただきました。
隣接する西葛西APARTMENTSの１階、「7丁目PLACE」と中庭を通してつながる場所に、コミュニティスペース「やどり木」があります。「やどり木」では、ワークショップやイベント企画など、コミュニティを育てる活動をしています。
FEoTをご利用の方は、会議や商用でご利用いただくことも可能です。（予約制／有料ですが、月額会員の方は一般より割安でご利用頂けます）
→ やどり木
